073600 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

2006年 ドイツW杯旅行記 I

2006年 ドイツW杯旅行記 I

旅行日記

8年ぶりの地区予選を勝ち抜き、見事 っつーか、なんとかワールドカップ出場にこぎつけた我らがサッカー日本代表!
その緒戦、対オーストラリア応援のため、ドイツへ行ってまいりました。

1日目(6月9日)-ドイツへしゅっぱーつ!

朝から雨。大きな荷物を持って出かける身には、実に憂鬱な天候。関東はこの日にも梅雨入りするらしい。

いつもは成田へ行くのにNEXを使用するのだが、旅行費用捻出のため貧乏生活を続けている私は、節約のため普通列車で延々と・・・錦糸町からは快速エアポートを使用したが、それでもやはり、成田は遠い・・・。
錦糸町で始発駅から快速に乗ってきた妹と合流。お互いやっと話相手ができる(笑)

成田空港では順調にツアーの皆さんと合流。いつも妹と海外へ行く際には、空港内のレストランで必ず讃岐うどんを食べるのだが、しかし、今回は都心のラッシュタイムを避けるため、集合時間ギリギリの空港到着にしたため、ゆっくり食べている時間がなかった・・・。とりあえず、カフェでコーヒーとサンドイッチをかっこんだ。

飛行機の出発は若干遅れた。地上の天気が悪いため、覚悟はしていたがやはり気圧が不安定のようで、飛行機は揺れる揺れる・・・。成田を飛び立ってしばらくは、ちょっとジェットコースター気分な上下向。怖いよりも「気持ち悪くなる~~」という気持ちの方が強く、しばらくは目をつぶったままでいた。

落ち着いてから食事。今回はJALの直行便だったが・・・JALのお食事はなんだか味が落ちたような気がする。んーむむ・・・。

JAL搭乗口で入場を待つ。
JAL係員さんもサムライブルーのユニでお出迎え♪

空から地上の風景。
シベリア辺り。とはいえ、ヨーロッパへ行く時はいつも半分はシベリア上空だ・・・広い。

機内ドリンクのカップ。
フランスの時は機内のシートカバーや、CAスタッフのエプロンなんかも全て日本代表仕様だったのだが、今回それっぽいのはここだけだった。

現地時間17時頃フランクフルト着。
意外と人が少なく閑散としていて、なんとなく寒々しいムードの空港・・・。ワールドカップっぽい飾りとかムードも一切感じられず、ちょっと拍子抜け。なんか寂しい。
しかし、バスに乗せられて外から空港を見るとこんな感じ!おお!!→
アディダスワールドカップ仕様!なのか、単にドイツだからアディダスなのか・・・(笑)

空港のすぐ脇、道路横の草地に、兎がいました。野生らしいです。こんなところに野生の動物がひょこひょこ現れるんですなー。あ、でも日本でも最近、高速道路で鹿が・・・。

高速を走って、「これが天下のアウトバーンか!」と実感。周りを走る車の早いことったら・・・日本で言えば新幹線くらいの速度で走ってんですかね・・・。自動車のタイヤが回ってるのはもう見えないっす。皆滑るようにシャーーーっと流れてあっと言う間に去って行く。
速度規制があるところでも「130(キロ)」とかなんだもん・・・日本と桁が違うぜ。いやはや。

宿泊はフランクフルト空港より南西・・・日本の試合会場・カイザースラウテルンへ近づいたところにある、ルートウィックホーフェンという町のホテル。ここは小さな町で見所は少なそうだが、すぐそこにライン河が流れている。ホテルの目の前に駅、バス乗り場があり、高速の入り口も近いので、立地は条件は悪くない。
河をはさんだ隣には割と大きな街のマンハイム。こちらは観光スポットもありそうなので楽しみ。

19時頃ホテル着。空港からホテルまでは約1時間弱。18時から開幕戦が始まっていたので、皆バスを降りるや否や、チェックインもせずにホテルロビーのスクリーンでドイツの緒戦を観戦。そのまま、ドイツの勝利を見届けてから、各グループ部屋へ散った。

今回のツアーのお仲間は結構平均年齢が高い・・・ためか、割と大人しい。
静かなのはいいけど、ちょっと寂しいぞ、っと。

しかし、ドイツは意外と暑いな~!陽射しが強くて焼けるよう。灼熱・・・

2日目(6月10日)-自由行動・フランクフルトへ

この日は朝食を食いっぱぐれない程度に、ゆっくり眠り、ゆっくり準備して行くことにした。が、飛行機で殆ど眠れず、24時間近く起きっぱなしだった私達は、即爆睡。熟睡しすぎてかえって早く目が覚めた・・・午前4時半くらいだったかしら^^;

外をチラとみたら朝焼けが始まるところだった。夜は11時くらいにやっと暗くなるんスけど。ホント夜が短い。ホテルの部屋のカーテンもしっかし遮光タイプな訳よね。こんな朝早くても仕方がないので、寝なおす。次に動き出したのは8時半くらいだったか?2度ねは疲れるよねー。寝すぎて疲れた。

朝食のビュッフェ会場へ降りたのは9時半過ぎ。もう閑散としている。オプショナルツアーに行く人が多いのかね。とっくに済ませて出かける人が多そう。
ガイドさんやツアーデスクの人達が、朝の一仕事を終えて食事に来たのとぶつかったくらいだ。ガイドさんに「よく眠れました? あ、この時間に食事くるくらいだから良く寝れたんですよねー」とニコニコ言われちゃった^^;

食後はオレ達も観光だぜ!今回是が非でも行きたかったのはハイデルベルグ。宿泊してるところから30分くらいで行けるらしい。しかしフランクフルトとどっちを先に観光しようかと、旅のパートナーである妹と協議した結果・・・体力があるうちに(笑)遠くから攻めることに決定。ホテルに常設してくれている、ツアーデスクでフランクフルトへの行き方を確認してれっつごーッス。

ホテルの目の前、ルートウィックホーフェン中央駅から電車を乗り継いでフランクフルトへ。
ここからだと、大抵の場所(日本的に言うと上り方面)へ行くには、2つ先のマンハイムというターミナル駅で乗り換えることになる。

ドイツの鉄道は、乗車券を買う場所が異様に少ない。駅の入り口に若干の自販機。ホームに若干の自販機。改札もなければ駅員も有人の切符売り場も見当たらない。自販機周りも路線図や料金表もない簡素さ。自販機の表面に駅名の一覧と番号が記載されており、目的駅の番号を数字キーで入力、大人1枚ボタンを押すと、「いくらです」と表示されるので、その金額を投入。切符が出てくる。

←電車の切符。最初は要領がつかめず、料金を言われてお金用意してる間に表示が消えちゃうので、最初からやり直して・・・で、数分格闘の末、やっと切符購入。この後は時刻表とにらめっこして、タイムテーブルの読み方の要領を得るのにまた数分^^;なんとか電車が到着するホームを判断し、無事マンハイム方面へ向かった。

有人だろうが自動改札だろうが、一切改札がないオープンな駅なのでどーなってんのかと思ったけれども、車掌さん(?)が検札に来ました。切符を見せてスタンプを押してもらう。

マンハイムではまた時刻表とにらめっこし、フランクフルト行きの電車の時間とホームを確認。ルートウィックから来た電車とは路線が異なるようだが、どちらも近代的でキレイな電車だった。
でも、たまたまルートウィックから電車が一緒になったガイドさんには「クーラーの入った電車で良かったですね」と言われた・・・クーラーなしが当たり前らしい。そういえば、ホテルの部屋もエアコン一応着いてたけど、壊れて役立たず^^;
風は涼しいから窓開けてれば充分なんで、いいんだけど・・・。

フランクフルトへ向かう車窓から→
ドイツはアパートメントもベンツ製か?(笑)

フランクフルトへ向かう車窓から。

田園風景と、たまに(駅周り)こんなメルヘンチックな町が見える。
天気も良く空気も良い。実に美しい風景で、見ていて飽きない。

人が少ない車内だったが、たまーに大声で騒ぐ声が響いてくる・・・。イングランドサポーターの声である。
この日はフランクフルト・ヴァルトシュタディオンで試合があったのだ。
昼頃ホテルを出てきた私達は、15時からの試合に向かう人達と見事にぶつかった訳だ・・・こりゃ、帰りは試合後に巻き込まれるかしらん、とちょっと戦々恐々・・・(-_-;)

→フランクフルトから2駅ほどのスタジアム駅。イングランドサポーターいっぱい。

ルートウィックホーフェンからだと1時間半くらいだったかなー。フランクフルト中央駅に到着。
思いっきり生「世界の車窓から」な、ヨーロッパの駅っす。天井がドーム型っつーか波型ってのか。やっと外国に来たことを実感した感じ。
そして、ここにもイングランドサポーターいっぱい。スタジアムに向かう訳でもなく、チケットにあぶれた人も多そうだ。

←駅前はスゴイ人。ドイツに来て初めてこんなに人間見た(笑)
ちょっとイベントやってるらしく、ステージとかあったり、多国籍な人達で、やっとワールドカップ開催中!という気分になれた。
駅からまっすぐ伸びるカイザー通りかな、歩行者天国になり屋台もいっぱい出ているようだったが、人がすごいわ、イングランドサポーターが騒ぎながら闊歩しているので^^;
ここは避けて1本隣の道を、レーマー広場へ向かって進むことにした。

駅前からはすぐトラム、地下鉄もあるのだが、地図を見る限り2キロもないみたいなので、散歩がてら歩く。

しかし、この日も変わらず暑い・・・。

→韓国仕様のトラム発見。あ~写真じゃわかんないっすね・・・。
ワールドカップ出場国のラッピングになっているのかと一瞬思ったが、他のを見る限り違うようだ。
韓国観光局の広告だろうか。結構カッコ良かった。

てくてく歩いていると、大量のパトカー発見。ドイツのパトカーはグリーン。
写真の左奥、頭に青いのが載ってるのは皆パトカー。パトカーが大渋滞・・・ええー?!ではあるが、ワールドカップを実感、再び(笑)

空港の前でも見た、主張の激しいユーロ。なんだこりゃ~、と思っていたが、欧州中央銀行のマークらしい。
なんとなく可愛いので、欧州中央銀行(後ろのビル)の前でパチリ。

ここはちょっとした公園になっていて、芝生や木陰が涼しくて気持ち良かった。キレイだし。
むちゃくちゃ天気が良いので、陽の光に緑が映えて、ちょっとした公園も本当にキレイなんだわ。

中央駅から寄り道しつつ、徒歩30分くらいかな?レーマー広場に到着。
広場から見える大聖堂がなかなか良い絵だ。

フランクフルト観光の中心、レーマー広場の旧市庁舎レーマー・・・も、イングランド占拠中・・・イングランド旗旗旗旗旗旗・・・周りもイングランドサポーターだらけで、ここはイギリスか! ってな。
イングランド旗のない、素の美しいレーマーを撮りたかったわー・・・これはこれで面白いが、ちょっと残念。

大聖堂へ向かう道にある各カフェテラスもテレビが準備され試合を放送。イングランドサポーターばっかりよー。ひいー

大聖堂の中はさすがに静か・・・で、ホッとする。
が、1回歓声が中まで届いてきた^^; 外のカフェで観戦する人達の声なんだろう。
あー、イングランドに点が入ったのかなー、と思う。

この大聖堂はシンプル。フランスやイタリアで見た教会が比較対照だが・・・あれらの国のような、華美な装飾がない。質実剛健というか。入った瞬間「素敵」と思った。

美術鑑賞的な楽しみは減るが、このシンプルさがかえって敬虔な気分にさせてくれた。
ノートルダムも好きだが、それはやはり美術鑑賞のためってのが多分にあって、教会としてはこっちの方が、私は好きだな。

教会を出てから、近くのカフェで一服。さらにその横では大きなスクリーンを張って、まさにイングランド戦放送中だったが、サポーターが怖いのでそこへは寄り付かず^^;お客さんがいないところへ行った。
テーブルが3つほどの、カフェというより出店レベルのところ。店番のおじちゃんが瓶ビールやボトルのコーラなんかを売ってる。私達はとりあえず座れればヨシ、で、ビールを買ってタバコをふかしながら休憩。
ドイツ人ではないらしいおじちゃんと、手振り身振り英単語でコミュニケーション。愛想の良い可愛いおじさんだった。

暑いから、ビールも旨い。だがすぐ蒸発する感じ。酔いもナシ。一服後はお買い物のため三越方面へ移動開始。

再びレイマー前を通ると、ちょっと落ち着いた雰囲気になっていた。ハーフタイムになったらしい。わかりやすい(笑)この隙に、なのか、どこからともなく現れた係員さんが、一生懸命お掃除を始めた。
割れた瓶やらその他のゴミ、すごいんで・・・。他のゴミはまだ仕方ないかもしれないけど、瓶は危ないだろう。ちゃんとしようよ、イングランドサポーターの皆さん・・・。

今までのワールドカップでも、町中どこへいってもアルゼンチンの人がカーニバル状態、ブラジルの人がサンバサンバ・・・というのにはぶつかっていたが、確かに通行の邪魔ではあるが、彼らは歌え踊れって感じで、楽しそうで微笑ましい。
イングランドの人はなんか、騒げ壊せって感じでいかに周りに迷惑をかけるか・・・を楽しんでる?感じで辟易しちゃう。

→高層ビル(ひょっとしてこれがマインタワーだったのか?未だにナゾだが)もワールドカップ(アディダス)仕様~。巨大なバラック様に、彼のファンである妹は喜ぶ。

この大都市でも通りは殆ど並木道。木が作ってくれる影が、肌に優しい。景色も美しい。
ふと歩いていると噴水もあったりして、一瞬の涼に和む。なんとなく、左のメルセデスベンツをフレームにおさめつつ、パチリとやる庶民(笑)
(ここはゲーテ広場だったのかな?)

またちょっとした公園。で、騎馬警官発見!ドイツにも騎馬警官がいるとは知らなかったので、新鮮な驚き。
しかも、右の方女性です。カッコイイ~~。馬はやはり競馬馬とは違ってデカくて脚太い。

あっちをチョロチョロ、こっちをチョロチョロしながら、やっと見つけた三越は予想外に小さくてビックリ・・・。1フロアのみだし。免税書類を作ってもらいやすいので、日本語が通じる三越での買い物を欲していた訳だが、品数もあまりないので、うーん。
本当はサンダル BIRKENSTOCK が欲しかったの。でも品数が少なく(ポピュラーなデザインしかない)、しかもレディースは38・・・日本適用24くらい・・・までしかおいておらず。何のためのドイツか!やっぱ、私のような足の大きな女性は、欧米では大きい靴を求めやすいんで楽しみにしてるんですよ。せめて25適応まではおいておこうよ!気が利かないなあとガッカリ。

しかし。しっかり包丁買いました。実はうちにはもう1年以上まともな包丁がなく、ずっと果物ナイフで料理してきたので。ここで憧れのゾーリンゲンの包丁を!日本で買うより安いし、さらに免税でお安く。うふ。
だが、ビルケンが期待はずれだったので、免税額に到達できない・・・妹にも買い物頼んで、2人がかりで無理やり150ユーロに届かせる。ふう。

フランクフルト駅に着いた頃、ちょうど試合を終えたイングランドサポーターが着いた頃。
軍隊?みたいな人達も駅にいっぱい・・・厳戒態勢でした。

フランクフルトでの 試合の日はこうなのか、今日がたまたまイングランドだからなのか・・・はナゾ。

←上の写真の奥の黒い人達が・・・コレ。
日本なら機動隊か自衛隊かみたいな?。結構、アメリカ映画の登場人物のような、若いイケメン揃いでしばらく見とれてしまいました。スタイルいいし~~

さて。駅で切符を買おうと思ったらば、来る時のようにすんなり行かなかった・・・。
販売機の形は一緒なのだが、そこの駅の一覧に、マンハイムもルートウィックホーフェンも載ってない・・・!
これでは切符の買い方がわからんと、私も妹も右往左往。誰かに聞きたいが、誰に聞いて良いのやら・・・ガイドさんみたいなのはいっぱいいたんですが、最低英語しか通じないだろうし、なんか彼らも忙しそうにイングランドサポーターに気をとられているようだし・・・。

ああ、駅の中は帰ってきたイングランドサポーターでごったがえすやら騒がしいやら、大騒ぎ。
ああワールドカップだわ・・・。

とりあえず、時間ばかりが過ぎてゆくので、そのまま切符ナシでマンハイム方面の電車に乗る。検札に来た車掌さんにどうにか言ってどうにかしましょう体制。乗りながら、ドイツ語会話辞典でドイツ語やら英語やらで切符がないのーとかどこどこまで行きたいのーを確認するが、いつまで経っても検札がこない・・・ムム。

そうこうしてるうちに電車が止まってしまう・・・。隣の席のおじさん達が合図してくれなかったら気がつかなかったかもしれない。マンハイムにさえも到達せず、電車は Gernsheim とか言うところ止まり・・・。ええ・・・っ!
仕方がないので、とりあえずここの駅からルートウィックホーフェンまでの切符を買う。
本来の半額以下・・・ここまでただ乗り!?ええ・・・っ!
そんなつもりはカケラもないが、切符は買えないわ検札にも来ないじゃ、しょーがないよね^^;

ここからマンハイム方面の電車を調べると、50分以上来ない・・・うふふ・・・。どこだかわからんドイツの田舎町の駅で足止めっす。ホームが変わるんで移動したら外出ちゃうし!のどかです、ドイツ・・・。外でたついでになんとなくちゃっかり写真撮ってるワシらもどうなんだか・・・(笑)↑その気はないのだが、外に出てしまう駅で撮った、その時のショット。

前を犬の散歩をする人が通っていったりする・・・。ワンちゃんもパチリ。
ワンちゃんの後ろに見えるレンガのところがホームの入り口。道からそのままいけたりする。素直にここからホームに入ったが、ホームはよく見ると超オープンで、横を通る道と低い柵ひとつの堺なんで、またいですぐ入れます^^;

日陰を見つけ、せんべえかじりながら空腹をごまかし、電車を待つ。なんとか、21時くらいにはホテルに戻れましたかね・・・。その後、検札には1度も出会いませんでした。

ふふ。最後までただ乗りできそうだったね、ドイツ・・・。

ホテルに帰ってから、テレビでワールドカップ観戦しつつ、日本から持ち込んだ食料で食事。しっかり日本酒を持ってきてるあたりもうちら姉妹ならではと言うべきか(笑)
試合前にレフリー・上川氏のインタビューが流れる。なんか注目?と思ったら、この後放送の試合で笛を吹くのが上川氏であった。Jリーグではぶっちゃけ嫌われ者だ。日本の恥にならないことを祈る・・・。
試合はなんだっけ?アルゼンチン×コートジボワールだったか?私はやっと代表10番をつけたリケルメに満悦。うふ。

3日目(6月11日)-自由行動・ヘイデルベルグへ

いよいよ、憧れのハイデルベルグへ!前日電車の時間を調べてあったので、それに合わせて出かける。11時頃出発。

いきなりこんな写真で失礼^^; 
フランクフルトにもあったけど、駅に堂々とあるんですよね~こういう看板が。何の広告なのか?さっぱりわからないんですが・・・。この看板の隣には、たいていバナナやきゅうりや長ねぎが・・・「ゴム」をかぶった写真があるので。コンドームか、AIDS予防の広告?

これはマンハイム駅。乗り換えの電車待ちの間にパチリ。

マンハイムからは本当に近い。ちょっとしゃべくってた10分くらいでハイデルベルグ中央駅へ到着。

やはり大学・・・学生街&観光地として発達しているのか、駅は結構大きくてキレイ。カフェやドラッグストアみたいなショップ、トイレも広かったし、結構充実している。このドラッグストアも大きくて、食料品やドリンク、お酒もいっぱいあるので、お土産はここで買えそう♪帰りに寄ることにする。

駅前には古都っぽくない近代的な建物が。メディア大学?みたいなことが書いてあったな。オブジェが印象的→

目の前市電が走ってるのだけど、前日のフランクフルトに味をしめていて、まあ、散歩がてら歩いて行けるっしょ。とタカをくくって歩きだす。

道はずーっと並木道。
この日もやはり陽射しが焼け付く強さなので、日陰を選んでテクテク。

古い建物と木漏れ日が絵になりますなあ~。
しかし、人通りが殆ど無い。チラホラと観光客らしき人の姿が見える程度。日曜なので店もなにも皆お休み・・・なのはわかっちゃいたけど、日曜なのでもっと観光客がいるかと思いましたー。

なんだかちょっとうすら寂しいんだけど、前方を行くやはり観光客らしい一団の背中をなんとなく着いて歩く。

途中、こっちでいいのか?まだなの?なんて方向を確認している間に目印の前の一団も見失う^^;
再度妹と二人、地図を確認しつつ、歩く。

思った以上に遠かった・・・ハイデルベルグ中央駅から、観光の中心、というか出発点のビスマルク広場まで。30分近く歩いたかなー。暑いし。妹はすでに「疲れた」が口癖になっている。
こんだけ歩いてもこのビスマルク広場は、やっと観光の出発点なのだー・・・。ぜえぜえ。
帰りは素直に市電かバスに乗ることを決意(-_-;)

ビスマルク広場から、商店街化したハウプト通りをさらに歩く。ここを抜けるとやっとハイデルベルク城行きのケーブルに乗れる・・・。まだ歩くのか・・・地図を見るとまだ1キロ以上ありそうだ・・・。ムム。
フランクフルトには、自転車タクシーみたいなのがいっぱいいた。ここにこそ、それがいればいいのにぃー。

ここに来て人がいっぱい。やはりみんなバスや市電で移動してんのね^^; しかし、人はいるが店は皆閉まっている。買い物楽しそうな店も結構あったんだけど、残念ス。

→道の真ん中に突然ナゼか、プレデターが・・・!プレデターだよね?プレデターにしか見えない・・・いったい何ゆえ・・・。

ハウプト通りの両側はずーっとこんな感じ。
ときどき新しそうな建物(デパートとか)もあるけど、うまいこと景観にとけこんでいる。

道は石畳だが、きれいに舗装されていて、歩きにくいことは全然なかった。

→町で揃えているのか、ときどきこの形の旗を掲げたお店がある。
写真じゃわかんないですが、細長い先っちょに飾りがついていて・・・ヨーロピアンなムード。

開いているのは大抵このようなカフェテラスだったが、中心のマルクト広場が近づくにつれ、お土産ものや韓国&中国料理店など、開いているお店も増えてきた。

途中、大学広場かな?ちょっと開けたところに屋台村みたいなのが。やっと座って休憩できる~と思ったが、昼時ってこともあって、いっぱいだ・・・。
苦行のように、とにかくひとまずはマルクト広場まで行くことにして、さらにテクテク・・・。

やっと到着したマルクト広場は、とても開けていて開放感に溢れている。カフェもいくつか出ているので、適当に選んで突入!
実はヨーロッパのカフェ、初体験^^; ちょっとドキドキ。

妹はワインとハンバーガー、私はビールを頼む。メニューにビールが見当たらなかったが、試しに「ピルス」と言ってみたらそれで通った。
食事は量が多かろうと思い、私は頼まなかった。やはり、妹が頼んだハンバーガーを二人でわけて丁度良いくらい。 ハンバーガーは意外と普通(日本人的に)なサイズだったが、付け合せのフライドポテトが山盛りなんで・・・ビールのツマミに丁度良い。本場ならではのハンバーグがなかなか旨かった。マックとは違うね。

この日は結構風が強かったので、カフェのパラソルも閉じられてて、日陰で涼むことはできなかったが、風が気持ち良かったのと座ったこと、ビールで英気を養い再びしゅっぱーつ。広場からお城がチラと見えていたので、気分も自然に盛り上がってくる♪

この広場には聖霊教会というのがあるのだが、教会の外壁・・・軒下にお土産モノ屋など店が構えられていて、ちょっと面白い教会だった。
←これは別の・・・コンマルクト広場?市庁舎前っすかね・・・。真ん中にキレイな像があって、その向こう、山の上にお城が♪

ケーブルカー乗り場で、ドイツで初めて改札を見た。しかも自動改札!あるんだなーと妙に感動(笑)

ケーブルカーのひとつめ駅で降りて、ちょっと歩くといよいよハイデルベルグ城が近くに見えてくる。思えばヨーロッパのお城見学は初めてだ。ドキドキ♪

外側のバルコニーみたいなところへ意気揚々と近づくと、絶景かな絶景かな。眼下に町を一望!→
左中央辺りのちょっと大きめの建物が聖霊教会。さっきまであそこにいたのね、と見下ろす。私達が座ってたカフェの席も見える(笑)

美しい~っす。天気が良くて本当によかった!

城は下界から見ると、灰色の幽霊城みたいな感じだったが、近くだと、赤いレンガ造りで、崩れ落ちているところの多い廃墟ではあるが、実に美しい・・・。

度々戦火に遭い破壊され、一部修復はされたとのことだが、殆どが廃墟のままである。日本なら皆本丸は皆修復しちゃうところだけどねー。なんつーか、規模が違います。デカイ。全部はさすがに無理、って感じなのか。

下は博物館かな。ガラスも入ってて中に入れるようになっていたが、上2階分は壁だけ。
しかし、青空に浮かぶ赤い壁が美しいったらない。

城のワイン倉見学。身長171cmの私と比べても、この巨大なワイン樽!
この奥にはこれよりさらに大きな樽がありました。(カメラに収まらん^^;)

城が始まるあたり・・・このアーチを抜けると、最初の旧市街を望めるポイントがある。

こんな写真も絵になるね。

お城を堪能して帰途。下り坂なので歩いて降りてみる。
石畳と古いアパルトメントが続く、なかなか風情のある道のり。

この後は、またひいひいとマルクス広場まで歩いて戻り、市電を待つ。
色々とタイムテーブルを探して、やっとそれっぽいものを見つけると、中央駅へ戻るには路線「5」というトラムに乗ればいいらしい。そこまではまだ良かったんだけど・・・。

随分待って電車の時間が来たのだが・・・待てども待てども肝心の電車が来ない。「2」「3」という電車ばかりが来るが、「5」が来ない。本当にこれでいいのかと疑心暗鬼になるも、いくら他の電車が来ようがガンとして動かない地元の人っぽい人がいるので、その人に倣ってジッ待つ。

20分ほど遅れ、私達が待っていた電車の次の電車の時間になって、やっと「5」が来た!2本立て続けに・・・(-_-;) なんつーアバウトさ・・・。

1時間近く待ったかも。待ってても疲れちゃったので、歩いた方が早く帰れましたわね・・・はは・・・まあ、これも旅の思い出っつーことで。

→左から、ケーブルカー乗車券、お城入場券、市電乗車券。

ちなみに、この市電を含め、今回も一度も検札なし・・・。いいのか、ドイツ鉄道・・・
帰りの電車は、ノンストップでマンハイム直行。とっても早かったー

市電に乗ってしまえば中央駅までは5分ほどのあっという間さ。マンハイム行きの電車の時間を確認し、電車を待ちながらドラッグストアでお土産ショッピングをした。

この日は早め、18時頃にはホテルへ帰着。またテレビでワールドカップ観戦しながら、日本から持ち込んだ食料で夕餉である。
いつもヨーロッパではナゼかひもじい思いをしてきた私達姉妹は、今回は海外用湯沸しポットを準備し、おかゆやらカップ麺やら持って行った(笑)
このお陰でホームシックというか、日本食恋しい~~という郷愁やストレスとは今回無縁だったと思う。(ドイツにも日本食レストラン多いけど)

ハイデルベルグは素敵な町だった。ゲーテやショパンなど、多くの芸術家に愛されたというのが、なんとなく納得。私も「住んでみたい」と思った始めての外国の町だ。今回、見られなかったところも多いので、今度は学生が闊歩して活気のありそうな平日に、またゆっくり訪れてみたいと思う。

旅行記パートIIへ続く■



© Rakuten Group, Inc.